肩こりが頭痛の原因に!?肩こりからくる頭痛の見分け方
肩こりと頭痛の関係
一見無関係に思われがちな肩こりと頭痛ですが、その2つの間には実は密接な関係があります。頭痛は、何らかの病気が原因となって起きる「症候性頭痛」と、脳自体には異常がないのに頭痛が起きる「慢性頭痛」の2種類に大きく分けられます。症候性頭痛の原因には、脳腫瘍・クモ膜下出血・脳梗塞など命に関わる病気もあるため、いつもと違う頭痛を感じた場合や、症状が長引く場合は注意が必要です。一方、慢性頭痛はさらに、緊張型頭痛・片頭痛・群発頭痛などに分類することができます。この中で特に肩こりと関わりが深いとされているのが緊張型頭痛です。
緊張型頭痛の症状とは?
緊張型頭痛の主な症状は、慢性的な「肩こり」と、「頭をぎゅっと締め付けられるような痛み」です。「孫悟空の輪で締め付けられているよう」「重いヘルメットをかぶっているよう」などと表現する人もいます。耐えられないほど強い痛みではないけれど、重苦しい痛みや不快感が長時間に渡り続くのが、緊張型頭痛の特徴の1つです。また、頭痛だけでなく「首こり」や「眼精疲労」を訴える人が多いのも、緊張型頭痛の患者では良く見られる点です。緊張型頭痛はその名の通り、筋肉が緊張することで起こる頭痛です。慢性的な肩こりはもちろんのこと、普段の姿勢の悪さ・骨格の歪み・目の疲れ・歯の嚙み合わせ・ストレス・精神的な緊張なども、緊張型頭痛を引き起こす原因になると考えられています。
肩こりを解消すれば頭痛も治る!
慢性的な肩こりが原因の1つとなって起こる頭痛(緊張型頭痛)は、先にも述べたように肩や首などの筋肉が緊張することで発症します。そのため、このような頭痛を予防・改善するためには、肩こりや首こりを解消し、筋肉のこりを解してやることが大切です。肩こりを慢性化させないためには、日頃から正しい姿勢を心がける・骨格の歪みを治す・適度な運動をする・風呂上りなどにストレッチをして体をほぐす・マッサージや指圧による治療を受ける・嚙み合わせを良くする・ストレスを溜め込まないようにするなどの対策が必要です。また、「肩こりが辛い」「そろそろ頭痛になりそう」と感じたら、リフレクソロジーで肩こりや頭痛の反射区をしっかりマッサージしておくのも効果的です。
もちろん、ただの肩こりからくる頭痛だと油断していたら実は重大な病気が潜んでいた、というケースもあるため、何か変だなと感じた時は、医療機関を受診することをオススメします。
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