足や顔のむくみ、冷え性の改善について
この時季、当SSCマッサージには足のむくみや顔のむくみ、冷え性をうったえてご来店される方が多くなります。
今回は、むくみ、冷え性について書いてみたいと思います。
まずはむくみの原因について書いておきます。
血液の流れは動脈と静脈があるのは皆さんも御存知のとおりです。しかし、全くの別物というわけではなく、身体中に栄養分を届けている間を動脈、二酸化炭素や乳酸などの老廃物、よけいな水分などを回収する間を静脈といいます。この回収する作用はリンパ管にもあります。
ところが、この回収する役割である静脈やリンパ管の働きがとどこおって、よけいな水分や老廃物がたまった状態になることがあります。これを、一般的に「むくみ」と呼んでいます。
医学的には浮腫(ふしゅ)といいます。
では、どうしてむくんでしまうのでしょうか?
一番の原因は重力の影響です。したがって、足がむくむという方が多いのです。
「でも、私は顔がむくむ」という方も多くいらしゃいます。これは寝ている時の影響です。ですから、私の患者さんでも、顔のむくみは朝が一番ひどく、夕方には解消されているという方が多いです。
重力の影響だけではありません。
血流は筋肉を動かすことによって促進されるのですが、運動不足だったり、事務仕事や車の運転で座りっぱなしの時間が多い方も血流が阻害され、むくみやすくなります。
ほかにも塩分のとりすぎや生理によるホルモンバランスの影響もあります。
また、寒い時は血管も収縮しますのでむくみやすくなります。冬にむくむことが多いのはこのためです。あとでふれますが、冷え性の方はこの悪循環で症状をひどくなったりしている方が多いです。
むくみの簡単なテスト
「これがむくみがどうかわからない」という方は、池袋が近ければSSCマッサージにご来店いただいてご相談いただければいいのですが、簡単なテストを書いておきます。
むくんでいるのでは?と気になる部位を指で5,6秒押して、それがすぐに戻るかどうか試してみて下さい。ポイントは骨のないやわらかいところで押すのではなく、すぐ下に骨があるような硬いところを押してみるということです。電話などでご相談いただいた際、あとで「どこかわからなかった」と言われることが多いので具体例を書いておくと、顔のむくみの気になる方はおでこや頬骨の上、足のむくみが気になる方は脛骨の上、いわゆる弁慶の泣き所と言われるようなところが適しています。
へこんだまま、しばらくもどらないということであれば、むくんでいると考えて下さい。
むくみの解消・改善
原因がわかってくると、どうしたら解消するのか、改善していくのかもわかってきますよね。
運動不足や事務仕事、就寝などで血流の悪くなることが主な原因なわけですから身体を動かせばよいということになります。
ウォーキングやジョギングなど、スポーツができたらいいのですが、普通に社会生活を送っているとままならないという方も多いと思います。
せめて1時間に一度は席を立って軽く体操をする、ストレッチをするといったことを心がけてください。
特に朝の顔のむくみが気になるという方は起床後のストレッチがおすすめです。ただし、起床後すぐは筋肉も硬い状態ですので軽いストレッチからはじめてくださいね。
まずは末端から動かしていってください。
具体的にはベッドの中でまずは手足の指をストレッチしていきまうす。次に肘や膝を中心としたストレッチ、次に肩や股関節、そして腰や胸周りの筋肉という順番にしていくと寝起きも楽になりますし、おすすめです。
いきなり腰のストレッチをしたりしないでくださいね。
しかし、ストレッチはねらった筋肉をほぐすことはけっこう難しいものですし、伸ばすという特性上、筋肉の真ん中の太い部分は効果が出やすいのですが、末端の部分や繊細な動作をする筋肉などに効果を出すのは難しいものです。
なかなか効果が出ないと感じる方は、きちんと勉強した経験豊かな施術者にマッサージしてもらえば効果は絶大です。
手前味噌になってしまいますが、冬場には、当SSCマッサージのお客様からお帰りの際、ブーツがスッとはけると喜びの声を聞かせていただけることが多いです。
池袋近辺でお悩みの方はぜひご来店ください。
冷え性との関係
むくみと冷え性は密接な関係があるので触れておきます。
冷え性は簡単に言うと、血流が悪くなることによって末端の血管が退化してしまい、さらに血流が悪くなり、血液が運ばれないために起こってくるものです。
ですから、特に末端冷え性の場合は、むくみの解消と改善法は同様になります。冷え性でお悩みの方も上記の改善法をおためしください。
またSSCマッサージでは事務仕事用のマッサージコース、顔のむくみ用の小顔マッサージというコースもご用意しております。
お悩みの方はお試しいただけるとうれしいです。
あなたにおすすめの記事

