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健康コラム
2014年05月21日

足の疲れ 足つぼ(リフレクソロジー)について

 足つぼといえば、TVで芸能人が「痛い!」と泣き叫ぶ罰ゲームみたいなイメージを持たれる方がいらっしゃると思います。ただのパフォーマンスと思われるかもしれませんが、実際にむくみがとれたり、足が軽くなったりと、確実な効果が世界で認められているのです。

 足つぼのことをreflexology(リフレクソロジー)と言ったりします。リフレクソロジー=reflex(反射)+ology(学問)です。直訳すると、反射の学問ということになります。いったいどういう意味なんでしょうか?リフレクソロジーの歴史は古く4000年以上も前に遡り、近代に入ってから研究され、足には全身の各器官に繋がる反射区(足つぼ)と呼ばれるゾーンがあることを発見したのです。これが反射の学問といわれる由縁です。すなわち、足を揉むことによって人間に本来備わっている自然治癒力を高めたり、疾患を予防したりできるというのです。

 足を揉むだけで全身の器官に働きかける? なんとも不思議な現象ですよね。足を触ると硬い部分や、コリコリとしたしこりがあることに気づくと思います。これらは老廃物(尿酸、乳酸)です。本来は心臓のポンプ機能によって、老廃物は心臓へと送られるはずなのですが、各器官の不調によって循環が悪くなり、さらには地球の引力の影響で下の足の方に集まりやすくなっています。そこで足を揉むことによって循環を良くし、老廃物を心臓へと送る手助けとなり、各器官が健全になるという仕組みです。

リフレクソロジーの3つの特徴

1.簡単 反射区はゾーン(面)なので正確な位置にこだわりを持ちません。つまりどこを揉んでも必ずどこかに当たります。

 2. 安全 (副作用がありません。) 足は全身を支える場所なので丈夫にできています。そのため、骨折するほどの力でもない限り心配ありません。

3.即効性 反射区を揉むと1秒間に約120メートルの速さで脊髄、脳に伝わり各器官に反射することがわかっています。

セルフケアの勧め

以上から皆様にはぜひセルフケアをお勧めします。今回は足つぼの中でも代表的な反射区を紹介します。 これは東洋医学の世界でも有名で、足裏にある万能つぼといわれています。全身の疲労回復はもちろん、足のむくみにも効果を期待できます。

反射区名:副腎(生命維持にきわめて重要なホルモンを分泌する臓器です。腎臓の頭側に接着しています。)

位置:足裏の人差し指と中指の間を踵側に下りていって、ストンと凹んだ所にあります。足裏の真ん中あたりです。

この位置を足裏に向かってまっすぐゆっくりと押してみてください。押してみて気持ち良かったり、効いてる感じたらうまくいってるサインです。皆様が足つぼで健康になれるよう祈願しおります。