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健康コラム
2014年06月17日

腰痛は寝方で改善できる!?マッサージのプロが解説します

慢性的な腰痛を持ちの方は、寝方にも気をつけたいものですね。朝起きると腰痛が悪化している!なんてことがあるかと思いますが、寝るときに少し気を付けることで、腰痛を改善できるかも知れません。マッサージ創業20年のプロが腰痛の方の寝方をお教えします。

腰痛の原因

腰が痛む原因は個人によって違いますが、ぎっくり腰などの急性のものや、ヘルニアなどの関節に関する病気などではない限りは「筋肉の痛み」のことが多いです。無理な姿勢による筋肉の疲労、それによる筋肉の緊張から、血管が圧迫され血流が悪くなっている状態です。腰痛がある人は、まず原因を探ることが大切です。マッサージ屋さんを訪れた際に、担当者に相談してみてください。

腰痛持ちの寝方についての意見

腰痛がある方は横向きに寝るのがいい、いやいや上がいい、うつぶせが一番だ…などなどたくさんのご意見があります。その人によりますが、おおむね横向きに寝るのがいいというのが筆者の意見です。仰向けだと重力が腰にかかることが多いですし、うつぶせだと肺や胃が圧迫され、呼吸や内臓への重力が心配です。横に寝ることは肩と腰・そして膝へ重力を分散しやすいのです。

腰痛対策寝方ポイント(1)マットの選び方

柔らかいマットはNGということはよく言われますが、かたい布団もよくありません。また、低反発など沈みやすいものも私個人としてはオススメできません。マットはスプリングなどで、ある程度のかたさがあり、弾力があるものをお選びください。

腰痛対策寝方ポイント(2)寝る方向

先ほど「横向き」と申し上げましたが、これもたくさんポイントがあり、ただ横向けに寝るだけでは腰痛が悪化することもあります。途中で寝がえりはするかも知れませんが、まず寝る前に毎日交互に向く方向を左・右で変えてください。同じ方向で寝る時間が増えると筋肉や骨格に少し歪みが発生してくることがあり、それが腰痛の原因になることもあります。左右バランス良く向くようにし、毎回右ばかり向いている、というような偏りを避けてください。

次のポイントは、膝の置き場所です。横を向いて寝る際に、上になる方の脚の膝を下になる脚の上に置かず、少し前にずらして膝をマットにつけるようにしてください。こうすることで、上になる方の脚の重さは腰にかかりにくくなり、膝へ分散されます。少し背中を丸める感じになりますが、大丈夫です。

他にも腰痛がある方にやって欲しいこと

寝る前と起きたときに、腰のストレッチをして欲しいです。短い時間で構いません。
寝る方向にいくら気づかっても、同じ姿勢が長時間続く睡眠の間、腰へは負担がかかっています。その筋肉の疲れをほぐし、血行を促進するためにストレッチは有効。1分程度の短いストレッチでも毎日行うだけで十分に効果を得られます。

いかがでしたか?
守らなければならないことが多いと習慣にしづらいですが、寝る方向・毎日方向を変える・膝の置き場所・ストレッチ、これだけなら続けられそうでしょうか?

腰痛でお悩みの方が少しでも楽になれることをお祈りしつつ、この記事を執筆いたしました。SSCマッサージではお客様の腰痛をヒアリングし、アドバイスも行っていますので、ぜひ気軽にお話しかけくださいね。